平成三十年九月二十六日に東京・代官山にてTENGA(代取:松本光⼀)が展開する女性用セルフ プレジャ・アイテム ブランド『iroha)』が、新アイテム「iroha RIN」の発売を記念して女性の身体とオーガズムについて紐解くトークイベント『快楽解体新書~女性の身体のナカとソト~』を開催した。
会場には女性七十名が来場した。ゲストに銀座の女性器整形クリニック・喜田直江(乙卯)院長を招き、医学的見地からオーガズムに達しやすくなる方法を図を使って解説した。女性向けメディアAMの金井茉利絵(乙丑)編集長も参加。日々の取材や自身の体験から、男性とのコミュニケーションの上手な取り方、実体験ならではのエピソード等の話しをした。
イベントは二部構成。日本の学校で行われる性教育では情報が不足している点を指摘した。世の性に対する女性の認識を改め、自身を知る事の大切さを伝えた。
<女性器老化への解消法>
直江院長は女性器に老化が存在する点を挙げた。女性器の老化が悪化すると、弾力が無くなり乾燥してくる。性行為においては、女性器の柔軟性が失われて硬化する為に中には性行為を行えなくなるという。「顔が弛んだら、女性器も弛んでいます。」という辛辣な指摘に、当然に会場は驚きの声が上がった。解消方法は、定期的な性交渉を行う事と自慰行為で自身内部の状況を把握する事の二つ。
女性のオーガズムに関しては、中と外の性器は内で繋がっている為、どちらも違いはないとした。性行為における興奮期からプラト期(高原現象)に達する事ができれば「勝手に達する」とアドバイスをした。興奮期からプラト期に達するまでには個人差があり、およそ三十分から六十分程かかる女性が多いとの事。但し、近年ではプラト期に達するまで付きえ合える男性は減少している。理由は社会が忍耐への低下を推す為。
同社は「もっと女性に自分の身体に興味をもって、自らの性を楽しんで欲しいと思い、企画致しました。」と、女性の性に対するハードルを下げたい。新アイテムも価格を抑え、性が身近になる様に尽力する。今後もイベントを企画予定だ。
新アイテムは女性を艶やかに彩るものでありながら、女性の護身用アイテムとしても愛されてきた「かんざし」をイメージして誕生した。先端の柔らかな玉飾りで新しい心地良さを体感できるという。華やかな金細工からインスピレーションを受けた「はなこがね」と竹細工の色味や茜色の日暮れをイメージした「たけあかね」の二色展開。防水仕様なので丸洗いでき、ボタン一つで操作できる事で使い勝手を重視した。価格は三千二百円(税抜)。
撮影記事:岡本早百合